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火山噴火と防災

1 気象庁による火山の観測

 我が国には86の活火山があります。
 この活火山のうち特に活発な20については、早期に異常を発見するために気象庁が24時間体制で以下のような観測を行っています。

 (1)現地観測・・・噴火温度の測定や火山ガスの成分分析
 (2)地殻変形観測・・・火山の地殻の傾きや変形を計測
 (3)震動観測・・・火山性微動の観測
 (4)望遠観測・・・人間の目により、噴煙の高さの変化などを観測。また、テレビカメラで遠くから連続して観測を行っている所もあります。
 20以外の火山については、定期的に巡回して調査を行っています。

2 火山に関する情報
 
 気象庁では観測調査に基づき、緊急火山情報、臨時火山情報、火山観測情報、定期火山情報などを発表します。最も重要な情報は生命にかかわるような緊急事態に出される緊急火山情報です。

3 火山防災の心得

 気象庁では火山防災の心得として以下のようなものを示しています。
  ・ 気象庁の出す火山情報に注意する。
  ・ 日時を特定した噴火予知は不可能なので、デマに惑わされないようにする。
  等々

 あらかじめ避難場所を確認しておくなどの準備も必要でしょう。


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