地震の予知(よち)について
地震予知(じしんよち)とは、いつ、どこで、どれくらいの地震が発生するのかをあらかじめつかむことです。
この地震予知が実現すれば、これまでのような大きな被害を減らすことができるかもしれません。
現在、地殻のひずみを検出したり、地下の温度変化を計ったり、GPS(汎地球測位システム)を使ったりするなどのさまざまな方法が用いられ、なんとか地震の予知ができないかと研究が続けられています。
しかし、今のところ、地震がいつ起こるかという地震発生時期の予測が大変難しいようです。
ただし、東海地震については地震の大きさやだいだいの発生地域についてはある程度予測されています。
そこで、地震の前ぶれ(前兆現象)をできるだけ早くとらえ、住民に大地震が起こる前に知らせるため、国などが中心となり24時間体制で観測が行われています。
新潟県では1926年以来の気象庁震源データによると、弥彦山を中心として佐渡海峡から新潟平野にいたる地域がここ70年の間、マグニチュード4.0以上の地震が起きていない「完全な空白域」となっています。そのため、正確な発生時期の予測は難しいのですが、信濃川下流域では大きな地震がいつ起きてもおかしくないともいわれています。
<参考文献>
・「新潟に地震は? 茅原一也新大名誉教授に聞く」 新潟日報 平成10年1月17日版
・西蒲・燕科学教育センターだより NO12 「地震災害に備えて」 H12・9・4発行 他
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